ヒトとは何であるか

ヒトは弱かった。走ればウサギより遅く、爪は薄く、膂力は極めて貧弱であり、素手で闘って勝てる生物種は主にげっ歯類と昆虫位のものだったであろう。



なんとかしなければ生き残れない・・・



と本能が危機を感じたのであろうか。ヒトの唯一の武器、中枢神経を益々発達させ奸智を用いて生き残りを計りそれは成功した。




研究者によって数に大幅なばらつきがあるものの、世の中には約80万種類の生物がいるという。



ヒトはその内の1種である。



そしてヒトが繁殖を管理してヒトが飼育している動物がいる。その数36種。



この36種は3つのカテゴリーに分類できる。家畜、ペット、実験動物である。家畜の歴史は長く8000年前に始まる。



家畜、ペット、実験動物に共通する点は、品種改良が進み本来の野生種とは全く別の生物、ヒトが世話をしなくては生きていけない新しい種類の生物となったことである。免疫システムの劣化、捕食技術への疑問、ヒトの都合に合わせて人工的に付加した生体機能(人為的病気、大量の牛乳生産力、成長促進、可愛さ倍増のための短足化等)がその理由なのであった。


そして、これらの生物は世代を超えてヒトの世界でヒトのルールの下で育てられ、ヒトに仕えているのであった。



それ以外の推定79万9千9百63種はどうであるか?

目の構造・サイズがヒトとは異なるから世界の様子はわれわれが見ているものとはまるで違う(紫外線や赤外線を見ることができる生物もいる)。言語が異なる。それぞれの群れに国王とも言うべきリーダーが存在する・・・

彼らはヒトとは別の世界で、ヒトとは別のルールで生きている存在なのだった。



彼らにとってヒトはエイリアンであった。



船団を組んでやってきて科学的実験サンプルとして捕獲、辺りが真っ赤に染まるシーンが話題となった映画も作られているではないか。







他生物に是非敬意を。


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