スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

景気は本当に上向いているのか?

「黒魔術的アベノミクス」の失敗についてリチャード・カッツ氏のインタビュー
*(JT/ Jeff Kingston)要旨

●労働市場の変化に注目されていますが、実際に何が起こり、それが意味するものは何でしょうか?
―非正規労働者(派遣、パート、アルバイト)の割合は1980年台の15%から現在は38%に増加している。賃金は時間給にして正規労働者の6割、労働時間は正規労働者より短く、ボーナスやその他の手当もない、しかも簡単に解雇できるから企業は非正規労働者を多く雇う。結果として消費者の購買力が落ちる。結婚している30歳代男性の割合は、正規労働者は70%なのに対し非正規労働者は25%。安倍総理はこれに対して対策を立てていない。これまでのところ安倍政権で増加した求人は非正規の就職口ばかりだ。

●労働市場が厳しいのは経済が改善しているからでしょうか?
―求人倍率は1.1%だが、4月時点で短時間労働者の求人倍率が1.4%、正規労働者では0.95%。実質賃金は下がり続けているから、成長や2%のインフレ目標を達成するには消費者の購買力は不十分。

●アベノミクスは信用詐欺だと主張されていますが、その理由は?
―安倍総理によれば、日本沈滞の原因は「自信の欠如」だが、原因は日本人の心理状態ではなく現実社会にある。信用詐欺とは、現実的な対策がなく聞こえがいいだけの第三の矢のことだ。

●構造改革の提案について
―これまでに行われた大規模な改革に匹敵する構造改革は安倍政権で行われていない。
やろうと思えば、正規/非正規労働者の賃金を均等化する法律を通過させたり、原発関連事業の不正に対抗する処置を取ることもできる。JAの独占禁止法適用除外を撤回して産業の構造を改革することができる。大企業による中小、下請けへの圧力を禁止する法律もつくれるはず。

●なぜアベノミクスはエンストしそうなのでしょうか?
―安倍総理の政策は実質的に金融緩和(第二の矢)だけだ。三本の矢は3つの政策が全て機能して効果を表す。税率を上げて緊縮を強制しているが、これのせいで金融緩和が無効化している。

●地方再活性について、来年の地方選をターゲットにした選挙区向け事業の焼き直しでなないかという声がありますが。
―その通り。

●「日本沈滞をインフレで解決する政策は、発熱患者を治療するのに体温計に氷をあてがうようなものだ」というあなたの真意は?
―デフレは原因でなく国内民間需要が弱まっていることによる症状のようなもの。原因は消費者の収入が減っていることだ。呼応して賃金が上がらなければインフレにより事態は悪化する。物価と消費税の上昇により実質収入は2013年と比較して6%減少している。

●ではどうするべきでしょうか?
―増税を先送りすべき。公共事業を増やしつつ短期の刺激策を実行すること。雇用が改善する上に成長戦略にも通じる。一票の格差を是正して地方の声を反映させること。予算負債への対策に取り組む前に経済再生を達成するべき。

●「ウーマノミクス」政策について
―誇大広告。結婚、出産を機会に仕事をやめなくてはならない構造が問題。仕事も育児もできる環境が必要。安倍政権は形だけの平等主義で実質的には取り組んでいない。

●TPPの今後の見通しについて
―酪農事業者の世帯を守るために尽力をそそいでいたが、守るべきはその他の4600万世帯。2016年に日米共に選挙があるので、早いうちに決着をつける必要がある。







スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。