エマ・ワトソンさんは立派でした

と、いうわけで、英国女優エマ・ワトソンちゃん(24)が男女同権推進運動、国連親善大使として行った国連スピーチをネット上で聞いたところ、手に汗握る緊張感とその内容の素晴らしさに心動かされました。






要旨

英国の著名な女優、女性の権利と男女同権擁護者、女子教育推進活動に携わり、人道的援助活動でバングラデシュ、ザンビアから戻ってきたばかり、これが国連(UN) Women 親善大使初の仕事となるエマ・ワトソンさんのスピーチ。

半年前にUN Women親善大使に任命された。男女同権を実現するためのHeForSheのような試みはUN初となるものだ。全ての人、特にできるだけ多くの男性、少年に参加してもらい変革の擁護者になってほしい。

「フェニミズム」は男性嫌悪と同一視されているが、これは誤りだ。「フェミニズム」の定義は政治、経済、社会において男女が同等の権利を持つこと。

自分の経験では、子供の頃劇の監督をやりたいと言ったら、「威張り屋」と言われ同じことを言った男の子はそうは言われなかったこと、ティーンエイジャー時代にはメディアに性的なことを書かれ、スポーツチームの女の友達は筋肉質になりたくないからチームをやめ、男の友人は自分の感情を表に出すことができなくなったことなどに考えさせられてきた。

フェミニズムという言葉は人気がない。女性はフェミニストと思われたくないと考えている。フェミニストである自分は表現が強すぎ、攻撃的、孤独、男の敵と思われ魅力的な人だとは思われていないのがわかる。

英国国民として、女性は男性と同等に扱われる権利、自分の体について選択する権利、自分の生活に関わる政策や決定に参加する権利、男性同様に尊敬される権利があると考えている。しかし、女性がこの権利を実現している国は世界にただ1つもない。

自分は恵まれていた。両親は女だからと自分を差別せず、学校でも男女平等、大学の指導者も未来の出産を理由に自分をワンランク下に扱うようなことはなかった。彼らは無意識のフェミニストといえるが、それでも「フェミニスト」という言葉を嫌っている。しかし、大事なのは言葉ではなく、その裏にある意識だ。

自分と同じように平等な扱いを受けている女性は世界では少数だ。1997年にヒラリー・クリントンが中国で女性の権利を訴える演説をしたが、そのときから現在まで状況はほとんど変わっていない。しかも、その演説の聴衆中男性の割合はたった30%だった。この目的達成のためには、もっと多くの男性に参加してもらいたい。なぜなら、男女同権は男性の問題でもあるからだ。男性としての家庭での役割が過小評価されている。また、精神的に病んでいる若い男性は、「男らしくない」と思われたくないばかりに助けを求めることができないでいる。英国男性20~49歳の死亡理由は事故や癌・冠動脈疾患を上回り自殺が1位だ。「男としての成功」のために、自らを歪め、危険にさらされているといえる。男女の不平等で男性が得をしているわけでもない。こうあるべき、という観念に縛られている。その考え方が変われば女性も自由になれる。男女共に繊細で、強く、自由であるべき。自分の母親や娘を偏見から開放し、息子には繊細で人道的であることも認められる。男性/女性という2つの相反する基準という考えから脱却すれば、真の自分自身でいられるようになる。

ハリーポッター映画の女の子が国連で何を言ってんだか、と思われるかもしれないが、それは自分も思うことだ。自分はこの問題について考え、見てきたことについて何かしたいと思った。その機会を与えられたからには、話すことは自分の義務だ。政治家Edmund Burkはこう言った、”All that is needed for the forces of evil to triumph is for good men and women to do nothing. (悪の力が勝利するには、正しい男性そして女性が何も行動をおこさないだけでいい)” 。このスピーチをする緊張と不安を感じたときには、”If not me, who?; If not now, when (私でなければ、誰が? 今でなければ、いつ?)” と自分に言い聞かせて自分を奮い立たせた。自分と同じように不安を感じることがあったら、この言葉が助けになればと思う。

同じ仕事をした際に女性が男性と同額の報酬をもらえるようになるまでに、何も行動をこさなければ67年かかる。今後16年間で成人する前に結婚する少女の人数は1550万人。アフリカで全ての少女が中等教育を受けられるようになるまでこの流れは続く。

こういったことを不平等だと思う人は意識していなくても称賛に値するフェミニストだ。男女平等を実現するために一丸となれる運動がHeForSheだ。


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